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幸せレシピ開発レポート

ご自身も乳がん経験のある管理栄養士 村田裕子先生を中心として、乳腺専門医の医師、薬剤師の先生方のご意見を伺いながら、『乳がんに罹った方がご家族とともにおいしく食事がとれるレシピ』を開発した様子をお届けします。

レシピ考案者

村田 裕子 先生(管理栄養士・料理研究家)

アドバイザー

渡辺 亨 先生(浜松オンコロジーセンター 院長)
坂東 裕子 先生(筑波大学医学医療系 乳腺内分泌外科学分野 准教授)
竹原 めぐみ 先生(医療法人DIC宇都宮セントラルクリニック 乳腺外科)
沢井 紀子 先生(浜松オンコロジーセンター 薬剤師)

鯛と新たけのこの包み焼き
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村田先生(以下村田):乳がん治療中の方が無理なく美味しく作れる料理を何品か考案してみました。
包み焼きは、包んで焼くことで料理の匂いがキッチンに充満せず、吐き気があり食べ物の匂いが気になる方にも作りやすい料理だと思います。調理後にレモン、バター、塩など、お好みで酸味や塩味、コクを調節して召し上がっていただけます。

渡辺先生(以下渡辺):アサリの旨みが鯛や下に敷かれた野菜に染み込んで大変美味しいですね。キッチンに匂いが充満しないように、『包み焼き』というのは大変素晴らしいアイデアだと思います。

坂東先生(以下坂東):調理後にそれぞれ好きな味付けが出来るのもいいですね。
私達の病院で、たまに企画されるバイキング食も、好きなものが選べるので患者さんに好評です。
抗がん剤療法を受けている患者さんには、酸味のある酢飯や、カレーなどスパイスの効いたものが食べやすいという方も多いです。

一口おむすび
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村田:おにぎりは万能です。食欲がないときでも好きな具材を組み合わせて好みの味を作ることができ、少量ずつ種類を多くすると、味や見た目に変化がついて、食欲にもつながります。

竹原先生(以下竹原):見た目も可愛く、いろいろな食品が組み合わせられるのでバランスがいいですね。

沢井先生(以下沢井):味にバラエティーがあるので、食欲がないときでも食べやすそうです。時間がある時に作っておいて、後でご自身やご家族が好きな時に食べられますね。

チキンソテー&新じゃがいもとツナのサラダ
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村田:フライパン一つ、15分でぱぱっと2品作れるメニューです。鶏肉はもも肉でもいいですが、今回は、低脂肪で良質なタンパク質として見直されている胸肉を使いました。

竹原:フライパンで蒸し焼きにすると、胸肉もパサパサせず、こんなに柔らかくなるのですね。じゃがいもも、茹でるより味がしっかりとついていて美味しいです。

渡辺:マヨネーズで和えたサラダも生野菜と一緒なので、さっぱりといただけます。こういう時短料理なら、料理に慣れていない男性にも作れそうですね。

さわらの菜種みそ焼き
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村田:旬のさわらを使い、春らしい彩りの菜種みそを使いました。西京焼きのようにつけて焼くのではなく、焼いてからみそを塗ります。本来の菜種焼きは卵黄だけを使いますが、食材を余すことなく使えるよう、全卵を用いています。

坂東:彩りが綺麗で味噌がふわふわとして、いいお味ですね。こういうものができると、きちんと作ったなというご自身の満足感や自信にもつながりますね。

沢井:抗がん剤を使っている方の中には、化学調味料の味がすごく苦手になったり、敏感になる方が多くいらっしゃいますので、そういったものを使わず本来の味だけでここまで美味しくなるのが大変いいと思います。

牛肉と新ごぼうのしぐれ煮
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村田:男性にはシンプルで割と豪快に作れるものがいいと思います。新ごぼうは普通のごぼうより小さく、アクが少なくて柔らかいです。最近のいんげんはスジがないので、特にスジを取る必要はありません。

渡辺:私は早速、実際に自分の家でこのレシピを作ってみました。レシピ通りに作れば普段料理をしない男性でも簡単に美味しくできること間違いなしです。

竹原:これはご飯が進みますね。男性も女性も、大人も子どもも大好きな、間違いのない味です。

ストロベリーバナナクリーム
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村田:口内炎がある時は、とろみのついたものが食べやすいと思います。バナナをベースに季節の果物を混ぜれば、一年中作れるレシピです。

沢井:自然な甘さで食べやすいですね。はちみつなどを入れても美味しく食べられそうです。

坂東:世間ではまことしやかに、乳がんに乳製品が良くないという話も流れていますが、普段の生活の中でバランス良くこういった食品も摂っていけたら良いですね。

竹原:女性にとって、デザートは日常の生活の中での楽しみの一つなので、こういうレシピがたくさん増えたらいいですね。

渡辺:日常の生活の中で、栄養バランスに優れた食事をしっかり美味しく摂っていれば、患者さんが幸せになるのは間違いないということです。
今後も、ためになるおいしいレシピの数々を期待しています。

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