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ヘアスタイル、ウィッグを外すタイミングなど、お客さまに合わせてアドバイスをさせていただきます

Carrot sui(東京都葛飾区)

店長・トップスタイリスト:酒井和歌子さん

Carrot sui
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― 酒井さん、はじめまして。

酒井さん(以下酒井):はじめまして。

― きれいなお店ですね。

酒井:ありがとうございます。元々は商店街の2階でやっていた古いお店だったのですが、2012年の11月に今のところに引っ越してきたんです。

― 実は、こちらのお店は患者さんのブログで知ったのですが、よろしければその方のカットをした経緯を教えて頂けますか?

酒井:3年前くらいだったと思うのですが、その方は元々のお客さまで、「ウィッグを持ってきたら、切ってもらえますか?」と相談されたので対応したのです。そうしたら、その方が通われている患者さん向けのヨガ教室や、書かれているブログのお仲間が次々にいらっしゃって。

― ということは、人知れず困っている患者さんが多いのでしょうね。

酒井:そう思います。今朝は埼玉から「行きつけの美容室にウィッグカットをお願いしようとしたら、『やっていません』と断られてしまって」という方がいらっしゃいました。そもそも、通いなれた美容室に行くのは恥ずかしくて嫌と思われている患者さんもいらっしゃいます。

― 今はどれくらいのペースで患者さんがいらっしゃるのですか?

酒井:新規の方で言えば、ここ半年で5人くらいです。

― 医療用のウィッグのカットは、やはり簡単にはできないものなのですか?

酒井:スタイリストとしての経験年数は必要ですね。元々人工的に作られたウィッグを「自然になじむ」ようなカットをしていかなければならないのですが、ウィッグの種類によってもやり易さが違います。

― 患者さんとのコミュニケーションは、やはり気を遣うものですか?

酒井:そうですね。普段困っていることをなるべく自然に聴きだすようにしたり、「髪が全部抜けてしまっても、薬を止めたらまた生え始めるから大丈夫」ということをお伝えしたりなどでしょうか。

― 患者さんにとっては、髪がまたきちんと生えてくるかどうか、不安があるのですね。

酒井:ええ。髪がまた生えてきたとき、抜けるのが怖くてシャンプーをできないという方も多いのです。そういう方には、「きちんと頭皮を洗ってよくすすぐことが髪にとっても大事なんですよ」とアドバイスしています。

― ヘアスタイルではどのようなアドバイスをされることがあるのですか。

酒井:新しく生えてくる毛はクセ毛なので、あまり伸ばしてしまうと老けて見えてしまいがちです。そして、襟足が先に生えてきて前の方は後からなんですね。なので、前が生えてくるまでは「ベリーショート」をお勧めしています。

Carrot sui

ウィッグカットをする時は、カーテンで間仕切り対応をしています

― ウィッグを外すタイミングも難しいのでしょうね。

酒井:患者さんにとっては、ウィッグは暑いし、うっとうしい。でも外した時にどう見えるかはすごく不安に思っていらっしゃるんです。「ショート」でOKくらいの状態になったら、「私たちから見ても大丈夫ですよ」とこちらで背中をちょっと押すことも多いですね。こういうのは、女性スタッフでないとなかなか対応できないところです。

― その他、気を遣っていらっしゃることありますか?

酒井:やっぱり患者さんはウィッグを外した姿を見られることを気にされるので、当店も個室は無いのですが、カーテンがきちんと仕切られた空間でカット対応しています。

― プライベート空間をきちんと確保するのは必須条件ですね。

酒井:あと、生えてきた髪が白髪の場合、カラーをするのですが、ホームカラーだと肌にきつい成分が入っているので、美容室で使う低刺激のものをお勧めしています。

― そういったところまで気を遣われていると、患者さんも安心ですね。今日のお話をうかがって、街中の普通の美容院でも、現場レベルでの工夫次第で患者さんに対応して頂けるということがよくわかりました。ありがとうございました。

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